都立夜間定時制情報局

2万5130筆の署名を踏みにじり、「請願」を審議することなく、6校の夜間定時制の募集停止を決定―10月23日の教育委員会定例会を傍聴して

河合美喜夫(夜間定時制の存続を求める連絡会事務局)

 10月23日、都庁第2庁舎16階で行われた教育委員会定例会を傍聴しました。議案は一つだけ。「令和8年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について」。来年度の都立高校1年生の生徒募集の人数について審議・決定する定例会です。この日のために、私たちは今年1月から署名を集めてきました。その数は実に2万5130筆になりました。その署名を付けた「請願」が審議される(はずの)教育委員会とあって、多くの人が傍聴に詰めかけました。

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定時制募集停止抗議声明

 小山台高校、桜町高校、大山高校、北豊島工科高校、蔵前工科高校、葛飾商業高校の夜間定時制の生徒募集停止に抗議し、その撤回を求めます。また、立川高校定時制の生徒募集の再開を求めます

夜間定時制の存続を求める連絡会
東京都立立川高等学校芙蓉会(定時制同窓会)
立川高校定時制の廃校に反対する会
小山台高校定時制の廃校に反対する会
大山高校・北豊島工科高校定時制の存続を求める会
蔵前工科高等学校夜間定時制を守る会
葛飾区内の夜間定時制の存続を求める会

 本日の教育委員会定例会は、小山台高校定時制、桜町高校定時制、大山高校定時制、北豊島工科高校定時制、蔵前工科高校定時制、葛飾商業高校定時制の来年度の生徒募集停止を決定しました。これまでまがりなりにも定例会の場で行われてきた請願及び署名数の報告・審議が何もありませんでした。2万5000筆を超える署名を無視し、定例会では何も議論がないまま強行されるという異常な事態となりました。

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7校の都立夜間定時制の存続を

 夜間定時制高校の魅力は、不登校経験者、学習への困難を抱える生徒、外国につながる生徒など、さまざまな課題を抱えた生徒が、少人数でゆっくり学べることです。生徒が通いやすい、身近な場所にあることも重要です。

 今回の決定は、夜間定時制の魅力を失わせ、子どもたちの学びと育ちの場を奪うものです。 夜間定時制の存続を求める声を広げましょう。

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2025年9月6日(土)
7校の夜間定時制の存続を求める集会

 都教委は7校の夜間定時制を廃校にしようとしています。小規模だと教育効果が得られないという理由です。しかも、なぜこの7校が廃校になるのか、その説明をしていません。怒りの声を都教委に届けましょう!

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2025年6月9日
東京の夜間定時制高校の存続を求める緊急アピール

 「学校不信から高校に行かずに働きたいと言っていた息子は働きながら学べる夜間定時制に進学し、今では高校の教師をしています。夜間定時制をなくさないでほしい」。4月5日の7校の定時制の存続を求める集会にさまざまな立場の人がかけつけ、次々と夜間定時制の魅力を語りました。

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夜間定時制存続緊急アピール賛同人受付フォーム

東京の夜間定時制高校の存続を求める緊急アピールに賛同される方はフォームへの記入をお願いいたします。

賛同人受付フォームURL
https://forms.gle/NdvkNr6ujymUrRG26

賛同人 7月5日現在109人の方から賛同を受けております。
以下、氏名公開可能な方です。(
順不同・敬称略)
(順不同・敬称略)糀谷陽子・河合美喜夫・加藤良雄・宮村博・近藤徹・渋谷絹子・中山伸・岡山輝明・黒田貴子・和島直樹・富山裕美・横川秀博・大能清子・滝口正樹・竹永三男・小野寺真人・河原和子・浅井義弘・古川正博・藤川正史・黒田恵裕・濱崎宏之・大根谷剛・古滝登・朝戸理恵子・鴇田昭裕・瀬川均・安達寿子・小澤浩明・井上誠・杉田くるみ・和田伸・濱口克己・野島治・吉水公一・土田謙次・良知永行・山田昇・佐々木彈・太田陽子・掛川伸一・五十嵐香織・野々山陽子・高島圭・島村美津男・武井直樹・前田あゆみ・三浦すみえ・畑山裕・佐藤保・久保富三夫・木村葉子・丹沢早帆・尾崎久照・春山宗治・福山幹夫・青㟢百合雄・佐々木晃逸・田原佳幸・岡田良子・宗雪好秀・和田悠・岩本正秀・早瀬明・奥原由登・林仁・菅豊・増坪一三・池田真澄・中野潤・城之内庸仁・國村純二・中島康浩・杉浦孝雄・小林裕・今田和歌子

第一次署名提出

 第一次署名提出(13,192筆)と要請を行いました。都教委側はこの問題を担当する改革推進担当3人と広報統計課2人の5人が対応しました。立川高校定時制同窓会、小山台の会、北豊島工科の元教員、葛飾の会、そしてアピール呼びかけ人の一人梅原利夫さんから、存続を求める力強い発言が続きました。文書による質問も提出し、都教委は文書で回答するとしましたが、回答時期を早めること、その回答に再質問できる場を設定すること、おざなりな回答をしないことなどを強く要望しました。

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